消費者機構日本(COJ)は、消費者被害の未然防止・拡大防止・集団的被害回復を進めます

イベント等

「ライフイベントを賢くこなす“契約”セミナー」(第1~3回)開催
(東京都と消費者機構日本の協働事業、東京消費者団体連絡センター協賛)

 消費者機構日本の設立10周年を記念して、2015年1月~2月にかけて、一般消費者向け連続ミニセミナーを実施しました。

 年代別のライフイベントに関する契約上の注意点、被害に遭った時の対応方法や新しい被害救済制度などを紹介するセミナーを開催しました。最後に、東京都消費生活総合センターの斡旋により、悪質商法の落語、コント、漫才を上演し、楽しみながら学習できるものです。

 開催スケジュールと概要は次の通りです。

日程 時間 対象者※ セミナー内容 追加企画
1月21日(水)

開催済

18:30~
19:40
20代~30代 失敗しない契約術!
(専門スクール・インターネット通販・結婚式場・賃貸住宅等)
コント
「ヒーローの資格」
(電話勧誘販売・資格商法)
2月7日(土)

開催済

10:30~
11:40
30代~40代 高額契約の注意点!
(美容医療・結婚紹介・住宅建築・中古自動車等)
落語
「おばちゃんは涙を信じない」
(デート商法)
2月26日(木)

開催済

10:30~
11:40
40代以上 大事な契約 ここに注意!
(歯科自由診療・有料老人ホーム・冠婚葬祭サービス等)
漫才
「怪奇!ドロドロ血液のナゾ!」
(健康商法・血液検査)

※都内在住・在勤・在学の方

開催場所

 主婦会館プラザエフ 会議室 3階コスモス(JR四ツ谷駅 麹町口すぐ)
 開催場所の地図は、下記セミナーチラシの裏面を参照ください。

参加費

 無料

定員

 各回50名(定員になり次第、受付を終了)

第1回「失敗しない契約術!」1月21日(水) 開催報告

消費者機構日本10周年記念事業として、3回シリーズ(年代別)のミニセミナーを実施します。一般消費者向けに、年代別のライフイベントに関する契約上の注意点、被害に遭った時の対応方法や新しい被害救済制度などを紹介するセミナーです。

第1回目は「失敗しない契約術!」と題し、20~30代くらいに経験することが多いイベントに関する契約上の注意点をテーマとしました。

前半はミニセミナーで、消費者機構日本の活動内容を紹介しながら適格消費者団体の役割、専門スクール・インターネット通販・結婚式場・賃貸住宅等の契約上の注意点、被害に遭った時の対応、新しい被害救済制度について説明を行いました。

契約上の注意点では、専門スクールは、入学辞退・中途退学、事故盗難、契約内容の一方的な変更に関すること。インターネット通販では、商品の返品や配送、返品時の返金、ホームページ上の投稿に対する事業者責任に関すること。結婚式場契約は、中途解約に関わる各種のキャンセル料に関すること。賃貸住宅契約では、借主の修繕・退去時の原状回復義務、貸主からの契約解除や強制的な行為に関することについて、契約書等の記載で不当な内容を例示解説し、注意事項をお話ししました。

後半は、明治大学落語研究会の皆さんによるコント、演目「ヒーローの資格」(電話勧誘販売・資格商法)を上演しました。悪質な資格商法についての手口などが、面白おかしく紹介されました。

セミナーの様子
セミナーの様子
明治大学落語研究会の皆さん
明治大学落語研究会の皆さん

第2回「高額契約の注意点!」2月7日(木) 開催報告

消費者機構日本10周年記念事業として、3回シリーズ(年代別)の第2回目のミニセミナーを実施しました。第2回目は「高額契約の注意点!」と題し、30代以上で経験することが多いイベントに関する契約上の注意点をテーマとしました。

前半のミニセミナーでは、消費者機構日本の活動内容を紹介しながら適格消費者団体の役割、美容医療・結婚相手紹介・住宅建築請負・中古自動車売買契約上の注意点、被害に遭った時の対応、新しい被害救済制度について紹介しました。

契約上の注意点は、美容医療診療・エステティック契約では、手術や施術のキャンセル、健康被害・施術後異常に関する賠償に関する契約条項をよく確認し、広告表示に注意すること。結婚相手紹介サービス契約では、脱退と払込金の返金に関する内容と、提供されるサービスの内容を契約書でもよく確認すること。住宅建築請負契約は、契約手付金の返還、着工前の解約料、住宅引渡しの遅延等に関すること。中古自動車売買契約では、中古車を購入、売却する際は、契約解除と故障・不具合に関することについて、契約書等の記載で不当な内容を例示解説し、注意事項を解説しました。

後半は、落語立川流 立川平林(ひらりん)さんによる落語、演目「おばちゃんは涙を信じない」(デート商法)を上演しました。演目に入る前に小話がいくつか披露された後、本演目では、被害者の心理状態が細かく表現され、次第に深みにはまっていく様子が笑いを誘いながら紹介されました。最近のデート商法だけでなく、バブル時の絵画売りつけ商法などのエピソードも織り交ぜられ、落語としても面白く、会場では笑いが絶えませんでした。

セミナーの様子
セミナーの様子
落語立川流 立川平林さん
落語立川流 立川平林さん

第3回「大事な契約 ここに注意!」2月26日(木) 開催報告

消費者機構日本10周年記念事業として、3回シリーズ(年代別)の最終第3回のミニセミナーを実施しました。第3回目は「大事な契約 ここに注意!」と題し、40代以上で経験することが多いイベント(健康維持、終活、エンディングプラン)に関する契約上の注意点をテーマとしました。

前半のミニセミナーでは、2回までと同様に消費者機構日本の活動内容を紹介しながら適格消費者団体の役割、スポーツクラブ・歯科自由診療・有料老人ホーム・冠婚葬祭サービス契約上の注意点、被害に遭った時の対応、新しい被害救済制度について紹介しました。

契約上の注意点は、スポーツクラブ契約では、事故等の事業者責任に関すること、事業者都合の休業の取扱いについて注意すること。歯科自由診療契約では、中途解約や違約金、前払いした治療費が解約後どうなるかを確認すること。有料老人ホーム契約は、高齢者の住まいには、近年、賃貸契約と生活支援サービスの組合せや住居と施設サービス契約との組合せなど様々な形態があること紹介し、その中の有料老人ホーム契約について注意事項を紹介しました。注意する項目としては、入居申込金・入居一時金の返還や取扱い、事故等の事業者責任、事業者からの契約解除理由の内容などをよく確認すること。冠婚葬祭サービス契約では、冠婚葬祭互助会サービス契約と納骨堂使用契約を取り上げ、中途契約解除と前払費用の返金に関する事項についてよく確認する必要があることを説明し、それぞれ契約書等の記載で不当な内容を例示解説し、注意事項を解説しました。

後半は、出前寄席OB会のお二人による漫才、演目「怪奇!ドロドロ血液のナゾ!」(健康商法)を上演しました。街頭でのアンケート記入から始まる悪質健康商法の紹介やさまざまな悪質商法の紹介をしていただきました。漫才はリズムもよくて面白く、常に会場を沸かせていました。

セミナーの様子
セミナーの様子
出前寄席OB会による漫才
出前寄席OB会による漫才

3回シリーズのミニセミナーでは、のべ104名の参加があり、回を追うごとに参加者が増え、最後の第3回では、会場を主婦会館プラザエフの3階コスモスから4階シャトレへ少し大きな会議室に変更して実施しました。契約形態では、有料老人ホームに関する契約に関心を持たれる方が最も多く、参加者アンケートでは、さらに詳細な内容のセミナー要望が多く出されていました。また、アンケート記入者による5段階評価の平均値も、トータル平均で4ポイント以上となり、高い評価をいただきました。

消費者機構日本では、今回のセミナーでいただいた参加者のご意見をもとに、次年度の一般消費者向けセミナーを企画する予定です。

最後に、消費者機構日本10周年記念事業の「ライフイベントを賢くこなす“契約”セミナー」にご参加いただきましたみなさまには、深く感謝申し上げます。