消費者機構日本(COJ)は、消費者被害の未然防止・拡大防止・集団的被害回復を進めます

申入れ・要請等

株式会社エスクリ(挙式・披露宴の企画・運営を行うブライダル事業)の挙式・披露宴の勧誘時に退去を妨害されたとの情報提供に対して、問い合わせを行いました。

 当機構は、株式会社エスクリに対し2020年5月に退去妨害と評価されるような不当勧誘行為を行わないよう申し入れを行い、同年6月に不当勧誘を行っている事実は確認できていないが、退去妨害と評価されるような不当勧誘行為を行わないよう、従業員にあらためて周知徹底するとの回答を得て、当機構のホームページにて公表しています。

 しかしながら、今般、当機構に対し株式会社エスクリが運営する結婚式場を見学に訪れた方から、当日の申込みを強く勧められ家族との電話相談を希望するも従業員に連絡を妨げられ数時間にわたって拘束を受けたとの情報提供がありました。

 そこで、当機構において、株式会社エスクリに対し、退去妨害と評価されるような不当勧誘が実際になされていないかどうか、改めて調査・確認するよう求めるとともに、従業員への周知徹底として具体的にどのような対策を講じているか、回答を求めました。

 株式会社エスクリからは、退去妨害と評価されるような不当勧誘行為がなされたとの事実は同社として把握しておらず、不当勧誘行為禁止の周知徹底策として、来館予約時、来館時、接客中の各段階において、接客に要する時間を消費者にその都度確認しているほか、顧客に対するアンケートを実施するとともに顧客相談窓口も設置しており、従業員に対しては年2回の研修を実施しているとの回答がありました。